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リサーチの技術 番外編 シンクタンクとガバナンスと人

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 今回は、リサーチの技術の番外編として、 シンクタンクとガバナンスと人 について書いてみようと思います。 シンクタンクと一言で言っても、様々な領域を網羅している総合系と、ある領域に特化した専門系があります。 また、何百人、何千人という研究員規模の大手と、100人から数十人の中堅小規模から、当社kuwalabのように、数名でシンクタンクです。と名乗っている会社もあります。 大手になれば当然に社員も多いので、しっかりとした統制が必要となり、管理体制もしっかりとしたものとなります。 それでは、小規模な研究所であれば管理体制は緩やかでよいのか? 昔は、規模の大小にかかわらず、この業界は不夜城のようなものでした。 24時間、必ず誰かが働いている。働き続けている。 私もそのような時代を長く経験してきました。 しかし、働き方改革を経て、時代は徐々にかわり、企業の規模にかかわらず、きちんとした管理体制が求められはじめました。 これは法制度上の問題ですので、小規模だから逃れられるというものではなく、規模にかかわらずにコンプライアンスは求めれるのです。 人を採用すれば、労務管理の世界から逃れることはできず、会社と経営者の責任において、健康管理を行う必要があります。 そして社員を教育することが必要となります。 労使の関係はデリケートなものです。私はこれまでどちら側の立場も経験しましたが、社員が想像する以上に、経営側は細心の注意を払い、神経をすり減らしているものです。 さて、このシンクタンク業界という働き方に話を戻しましょう。 仕事の内容としては、何かを調べたり、情報を整理したり、考えたりレポートを書いたりするわけですが、集中力というものはそれほど長続きしませんので、ちょっと気晴らしをしてから仕事に戻ったり、ちょっと睡眠をとってから仕事に戻ったり、人それぞれに集中力を最大化するやり方があるかと思います。 また、夜中の方が集中できたり、朝方の人もいたり。 要は、お客様との約束の期限までに約束のものを仕上げればよいのですが、この約束ごとを守るための働き方が多様すぎて、労務管理というシステムに乗せることがとても難しい業界でもあります。 なにを申し上げたいかといいますと、 kuwalabでは、社員を増やす方向性ではなく、各分野のプロフェッショナルな方々とアライアンスを組み、対峙すべき課題の...