第一期を振り返り..脱サラから起業に至るまで 自分らしく生きる 自分の市場価値は
そうだ、独立しよう
そう思ったのは、独立する1年以上も前のことでした。
大学を卒業してから、コンサルタント、シンクタンク業界に身を置き続けてきた私は
市場の中で、自分の価値がどれほどのものなのか
それをずっと自問自答してきました
会社が持つ集積の力、ブランド力、
それを自分から剝ぎ落した時、オノレの価値は、力はどれほどのものなのか
誰も見向きもしないのか....
一方、シンクタンク業界も徐々に、いや急激に、かもしれません
働き方が変化していきました
もう20年以上も前でしょうか
同僚とともに、夜食を食べにいき、オフィスに戻って仕事をする
クライアントから急なお誘いがあり、居酒屋まで出かけた後にオフィスに戻り仕事をする
そんなことが日常でした
当然ながら帰りもほぼ毎日が終電で、土日もふらっとオフィスに顔を出し
そのまま仕事をして帰る
オフィスは不夜城化していました
つまり、生活と仕事の境目がなく、夜寝ていても夢の中で分析フローを考えていたり
しかし、働き方改革やコンプライアンス時代の到来により
生活と仕事を明確に分離することが規則として厳格に求められてるようになりました
私たち、コンサルタント・シンクタンクの古い体質の人間としては
とても生きにくい世の中になったのです
そして、私の最終キャリアは、
規則として社員に厳格さに求める側の役員となったわけです
このことを否定しているわけではありません
時代潮流として、組織としてあるべき姿としては当然のことです
しかし、私にはまだまだやりたいことがたくさんあった
そして、自分の価値を自分の力で確かめたかった
幸いなことに、私が最も信頼する後輩に研究現場は任せることができたので
経営陣に退任の意志をお伝えしたわけです
自分らしく生きる
2023年5月に鍬型研究所
同年6月に一般社団法人タガヤスを設立しました
これは、独立したらこうしよう、と決めていたことです
しかし、同時期に2つの会社を設立して軌道に乗せることは、想像以上に険しい道でした
経費の精算や税務処理、その他会社経営に関わるすべての業務を行いながら
リレーションを広げ・深め、仕事を獲得して施工する
忙しさからすれば、過去最高だったと思います
私は、前職を退任する頃、適応障害に悩まされ、投薬もしていました
しかし今は、快食快便、血液検査も過去最高のデキ
物音に過敏に反応したり、突然動機やめまいに襲われることもなくなりました
自分らしく生きることができるようになったのです
もちろん、所得は減りましたが笑
あらためて思うこと 真面目に続けること、人を大切にすること
今、あらためて、しみじみを思うことがあります
20年以上、業界の組織の一員として働いてきましたが
仕事に対しては、常に真面目に向き合ってきました
そして、クライアントが笑顔になるために全力を投じてもきました
クライアントから頂いた笑顔が私の価値であると考えていたからです
そんなクライアントの皆さまから嬉しいことにお声がけをいただけたのです
そして、仕事を通して出会いを頂いた皆さま
これが私の本当の財産となりました
もちろん、離れていった方もいらっしゃいますが、たくさんの方々が呼びかけに呼応していただきました
そして、そこからさらに新しい出会いの場もいただきました
組織と、人のつながり、どちらが強いのか
鍬型研究所は、私と2名のパートナーにより業務を行っています
タガヤスは、私と2名の理事、そして仲間たちからなりたっています
当然、組織の力もなく、パワープレイもできません
リソースも限られています
しかし、信頼関係にもとづく個々人の強固なリレーションがあります
リスクの投げ合いやテガラの取り合い、足の引っ張り合いをすることなく
個々人がプロとしての意識を持ち、プロとしての仕事をします
私にとっては、このカタチが理想であり、最強であると思っています
もちろん、大きな組織、ブランド力がある組織でなければできない仕事もあります
その方が多いのかもしれません
しかし、自分がやりたい仕事を、今のカタチでできるならばそれ以上の幸せはありません
来期からは、さらにたくさんの方々と出会い、仕事をすることになります
楽しみでしかありません
もし私、そして私たちの生き方、働き方、取組みにご興味がある方はお気軽にご連絡ください
第二期の鍬型研究所、タガヤスともども、よろしくお願いいたします
鍬型研究所 代表社員 小沢理市郎
一般社団法人タガヤス 代表理事
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